良好な個人庭園を 『造る』=『育てる』

弊社は長く個人庭園の造成に携ってきました。
幸運にも完成時には多くの方々からお褒めの言葉を頂戴する事が出来ました。
お客様のご希望に添えるように予算の中で最大限努力してまいりました。

しかし、そうした庭がいつもでも完成時のままというわけにはいきません。
植えられた木は、年々大きく成長します。
気候環境によってはうまく育たない樹木もでてきます。

せっかく庭を作ってもその後のメンテナンス次第で、良かった庭がだんだん悪くなることもあります。
その際に「良い個人庭園を『造る』ことは良い個人庭園を『育てる』ことに他ならない」という事を、お客様にご理解して頂くと共に 自分で簡単な作業が出来る様に、その庭に合ったメンテナンス資料をお渡ししています。

庭を見るだけでは無く、少しずつでも触れ合うことにより、四季を感じ庭への愛着を深めていって頂きたいと考える所存です。

メンテナンス資料例

○○ガーデン の 植栽メンテナンスについて

1.剪定

目的

  1. 枝葉の成長を促進させます
  2. 整枝することで、花芽のつきを良くします
  3. 風通し、日当たりを確保して病虫害を予防します
  4. 台風等による倒害を防ぎます
  5. 美観を維持します

 

 

2.芝刈

目的

  1. ほふく生長を促進させます
  2. 風通し、日当たりを確保して病虫害を予防します
  3. 美観を維持します

時期

芝の生長が盛んな時期が望ましく6~10月の3ヶ月が適期です。
刈り込み回数は最低1回/月、生育が旺盛な時は2回/月程度が望ましい。

方法

広い箇所は芝刈機を使用しますが、樹木の下や草花や石の周りなどはハサミやカマで手刈しましょう。芝生の刈込高さは5cmくらいが適当です。これ以上大幅に伸びてしまった場合、急激に高さを抑えて刈込むと枯れる恐れがある為少し高めに刈り徐々に高さを整えましょう。

 

 

3.除草

目的

  1. 雑草による植物の生長阻害や枯死から保護します
  2. 風通し、日当たりを確保して病虫害を予防します
  3. 美観を維持します

時期

手抜き除草は梅雨期の中頃から終りにかけて集中的に行うのが望ましい。
随時、指で摘めるくらいに大きくなった雑草は、目についたら抜いてください。

 

 

4.潅水

目的

  1. 植物を乾燥の害から保護し、生育を良好に保ちます

時期

広い箇所は自動潅水装置で行います。
葉が萎びていたり潅水が十分でなく乾燥した箇所がある場合、手捲していただくか潅水装置の蓋を開けてMとSのボタンを同時に押していただくと30分間追加で潅水装置が作動します。解除する場合は再度MとSのボタンを同時に押してください。

 

 

5.施肥

目的

植物の生育を促進し病虫害・踏圧などに対する抵抗力を高めます。

時期

  1. 樹木の場合⇒初夏にお礼肥(化成肥料) 冬に寒肥(有機肥料)
  2. 芝生の場合⇒春~初夏にやや窒素分の多い有機肥料 秋にリン酸・カリ分の多い緩行性化学肥料

 

 

6.病虫害防除

目的

植物の生育を促進し病虫害・踏圧などに対する抵抗力を高めます。

種類

別紙に発生しやすい病害虫の写真を添付、参考にしてください。
種類により薬剤の効き目が違いますのでお問い合わせください。

方法

  1. 病害について
    植物の生育環境を良好に保ち栄養状況を良くし、予防に重点をおきます。
    即対応すべきものには薬剤散布を施しましょう お問い合わせください。
  2. 虫害について
    出来る限り早期に発見し被害を未然に防ぎましょう。
    即対応すべきものには薬剤散布を施しましょう お問い合わせください。

 

 

7.目土かけ

目的

  1. 芝生の発根を促進します
  2. 凹凸を修正します
  3. ほふく茎が露出し乾燥・すりきれ等の害を防ぎます

土質

砂質土壌が最適です。

時期

春に1回程度が望ましい。

 

 

8.エアレーション

目的

  1. 踏圧などによる土の固化を改善します
  2. 空気の流通を良好にすることで、蒸れを防ぎ病虫害の発生や根の酸欠を防ぎます

時期

春期に1回程度が望ましい。

方法

広い部分は専用の機械を使用しますが、その他の部分については人力でスパイクやフォーク等を使用します。

 

 

施主様からの質問を簡単に受けられる様、質問状と、施工後1カ月・3ケ月・6ケ月・1年と定期的にお伺いし、施工後チェックシートにて項目別の点検をして、支障のある事に早期対応しています。

施工例

状況写真一覧

○○邸

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○○邸

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