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HOME >> 施行事例 >> 第3回 「ホタルを通じて環境を考える展」2009
施行事例

施行事例紹介

第3回「ホタルを通じて環境を考える」展2009

主催:野村不動産株式会社
後援:NPO日本ビオトープ協会
企画・施工:株式会社カジオカL.A
会場:新宿野村ビル1階エントランスロビー 西側ギャラリー
開催期間:平成21年6月1日〜6月19日

[内容:ユニットビオトープ作成・ホタル観賞施設作成・環境イベント企画運営全般]

 

関連キーワード ホタルの里づくり ビオトープ造園 環境学習

野村不動産株式会社のCSR(企業の社会的責任に対する自発的な行動)の一環として、
平成19年度から企画・施工に携わってきたこのイベントも今年で3回目となりました。
イベントの目的は、ホタルという生きものを通して、日々刻々と変わりつつある周辺環境
について、もう一度考えるきっかけを提供するというものです。
展示は、里山の風景を再現したビオトープと、暗室の中でホタルが光り飛ぶところを
見ることができるホタル飛翔館を中心に展開しています。
※1回目・2回目の様子などは後ほどHPに掲載予定です。

今回の展示で目玉となったのはホタル飛翔館の構造と、写真家:今森光彦氏の『里山物語』写真展です。

まず、上のイメージパースの中央にあるのがホタル飛翔館です。
内部の構造は暗室となっており、下の写真のように通路の左右にホタルの生息している
環境を再現しています。
この上部に空間を設けて鑑賞者の頭上をホタルが飛び交う構造にしています。
このような構造にしたことで、空間いっぱいにホタルが飛び光る、里山の初夏の風景を体験していただけます。

次に、イメージパースの右側にあるのが今森光彦氏、撮影の『里山物語』写真展の展示です。美しい里山や大自然の光景から浮かび上がるいつくしみの心を未来に伝えていく メッセージが溢れています。展示の工夫として、少ないスペースで、より多くの写真を展示する為に、展示ボードを斜めに設置し各ボードの背面から照明をあてるようにしています。

 

この二つの展示の周辺に、里山を再現したビオトープを設置しました。

※ホタル観賞館入口部・里山ビオトープ(東京近郊の里山をイメージ)

※ホタル観賞館出口部・棚田風ビオトープ(棚田の風景をイメージ)

日中、ホタルが鑑賞できない時間帯などは、癒しの場として小さな緑と水の流れを楽しんでいただきました。

このイベントの期間中に第3回「ホタルを通して環境を考える」展 特別シンポジウムが
6月4日に行われました。

第3回「ホタルを通じて考える」展2009特別シンポジュームリーフレット
(PDF版:540KB)

涌井史郎氏の基調講演からはじまり、多種多様なパネラーの方がそれぞれの現場で感じた経験から、環境と社会、その中を相互に行き交う技術について語るシンポジウムは、このイベントでしか味わえない素晴らしい内容のものとなりました。

■最後に

野村不動産の社会貢献事業として、小さな一歩から始めたこの活動も3年目を迎え少しずつ輪が拡がっていると感じています。

ホタルをはじめ「生き物から学ぶ」ことを考えるとき、現在1日に100種の生き物が絶滅しているという現実に直面します。
30年後まで、このままの状態が続けば、この星の生態系が様変わりし、多くの生き物が絶滅するか、今までの様に住めなくなっているかもしれません。 ホタルも例外ではありません。

そうした危機感をこの場で声高に訴えるのではなく、身近な場所で里山の光景を見たり触れたりしていただき、自然と人間が調和した環境の重要性を自発的に理解していただけることを 念頭に設計し施工いたしました。

今、私たちが求めているものは、自然と人間が調和した「里山」「里川」「里海」なのです。 心やすらぐ日本の里山の中にある調和の心を求め行動を続けていきましょう。

(株)カジオカL.A 代表取締役 梶岡幹生

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